Blog

シェードツリーを植えてコーヒー畑に日陰を
コーヒーといえば「ブラジル」「エチオピア」「インドネシア」など赤道近くの地域で栽培されているので、気温がものすごく高く、日が降り注ぐ灼熱の中で育つんだろうというイメージがある。 日本の中ではそんな地域に近い沖縄だからこそコーヒーが育てやすいということが確かにあると思う。
シェードツリーを植えてコーヒー畑に日陰を
コーヒーといえば「ブラジル」「エチオピア」「インドネシア」など赤道近くの地域で栽培されているので、気温がものすごく高く、日が降り注ぐ灼熱の中で育つんだろうというイメージがある。 日本の中ではそんな地域に近い沖縄だからこそコーヒーが育てやすいということが確かにあると思う。
沖縄の環境はコーヒーの木の生育に適しているのか
コーヒーの木の栽培に適した環境として、「気温」や「雨量」「日照」「土質」などの生育条件というものがある。 「コーヒー 生育条件」とか「コーヒー 栽培条件」とかで検索すると出てくる。 それらの条件に照らして沖縄の環境はどうなのか、コーヒーの栽培に適しているのか。まとめるとおよそ下記のような感じ ■雨 コーヒーの木の栽培には降雨量が年間1800mm~2500mm程度要る。 雨季と乾季があるところが適している。 沖縄では、ここ10年間ほとんど1800mmを超えているようなので、年間の雨量は問題なさそう。ただ全く降らない乾季のようなものはないように思う。 沖縄珈琲生産組合組合長の宮里さんが登壇されている下記の講演内容によると 「コーヒー栽培には雨季乾季の季節の変化が重要で、乾季の終了時に降る雨の刺激でコーヒーが開花するとのことだが、沖縄の場合は雨季と乾季ははっきりしているものなのか?」 という質問に対し、 「沖縄の場合結構はっきりしている。冬が雨季、春から初夏にかけて梅雨に入る、開けると1~2カ月くらいが乾季で、また秋口からまた雨季が始まる。乾季と言っても夏場のスコールがとても厄介だ。水やりの加減に苦労する。」 と回答されている。実際にその時期に開花しているので開花を促すに必要な程度の刺激は与えられているということか。 もっとはっきりと乾季を作るとなると沖縄ではハウス栽培しかない。 ■日照 直射日光で日が強く当たりすぎると葉が焼けてしまって木が弱る。 山の斜面など、時間によって日が遮られるような環境が良い。 どうやら沖縄の夏の直射日光は強すぎるらしい。他の生産者さんもそのようなこと言ってらしたし、実際自分の木もかなり日に焼けて葉が黄色くなったりした。 畑の隣の竹林に近く午後に日陰になるようなエリアのほうが、木が年中元気なのでその程度がちょうど良いということ。 シェードツリーという日陰をつくる役目の木をコーヒーの近くに植えたりもするらしいので、沖縄でもシェードツリーを一緒に植えるのが主流になるんじゃないか。もし台風時の防風林の役目も果たせるとしたら主流どころか必須かも。自分の畑でも試すことにする。 ■気温 年中22℃程度が良い。 昼と夜の寒暖差が大きい方が品質が高くなる。 沖縄は12・1・2月を除けば概ね22℃以上の平均気温がある。その12・1・2月は最低気温15℃あたりまでさがるのでコーヒーの木には結構過酷な環境ではある。ただ枯れるほどではないのでむしろ過酷さがいい方向に影響するといい。 昼夜の寒暖の差は、沖縄では実現難しい。エリアというよりも標高が高いか低いかが大きく影響するはずで、沖縄は北部の方でも高い山はない。 宮里さんは、沖縄は一年を通しての寒暖差が大きくそれが好影響を及ぼすだろうと仰られていて、それが味にどう影響するのか、沖縄のコーヒーの特長になるのかは今後実際の収穫をもって確認されるはず。 ■土 火山灰が風化したような、栄養が豊富で水はけの、よい土。 弱酸性の土。...
沖縄の環境はコーヒーの木の生育に適しているのか
コーヒーの木の栽培に適した環境として、「気温」や「雨量」「日照」「土質」などの生育条件というものがある。 「コーヒー 生育条件」とか「コーヒー 栽培条件」とかで検索すると出てくる。 それらの条件に照らして沖縄の環境はどうなのか、コーヒーの栽培に適しているのか。まとめるとおよそ下記のような感じ ■雨 コーヒーの木の栽培には降雨量が年間1800mm~2500mm程度要る。 雨季と乾季があるところが適している。 沖縄では、ここ10年間ほとんど1800mmを超えているようなので、年間の雨量は問題なさそう。ただ全く降らない乾季のようなものはないように思う。 沖縄珈琲生産組合組合長の宮里さんが登壇されている下記の講演内容によると 「コーヒー栽培には雨季乾季の季節の変化が重要で、乾季の終了時に降る雨の刺激でコーヒーが開花するとのことだが、沖縄の場合は雨季と乾季ははっきりしているものなのか?」 という質問に対し、 「沖縄の場合結構はっきりしている。冬が雨季、春から初夏にかけて梅雨に入る、開けると1~2カ月くらいが乾季で、また秋口からまた雨季が始まる。乾季と言っても夏場のスコールがとても厄介だ。水やりの加減に苦労する。」 と回答されている。実際にその時期に開花しているので開花を促すに必要な程度の刺激は与えられているということか。 もっとはっきりと乾季を作るとなると沖縄ではハウス栽培しかない。 ■日照 直射日光で日が強く当たりすぎると葉が焼けてしまって木が弱る。 山の斜面など、時間によって日が遮られるような環境が良い。 どうやら沖縄の夏の直射日光は強すぎるらしい。他の生産者さんもそのようなこと言ってらしたし、実際自分の木もかなり日に焼けて葉が黄色くなったりした。 畑の隣の竹林に近く午後に日陰になるようなエリアのほうが、木が年中元気なのでその程度がちょうど良いということ。 シェードツリーという日陰をつくる役目の木をコーヒーの近くに植えたりもするらしいので、沖縄でもシェードツリーを一緒に植えるのが主流になるんじゃないか。もし台風時の防風林の役目も果たせるとしたら主流どころか必須かも。自分の畑でも試すことにする。 ■気温 年中22℃程度が良い。 昼と夜の寒暖差が大きい方が品質が高くなる。 沖縄は12・1・2月を除けば概ね22℃以上の平均気温がある。その12・1・2月は最低気温15℃あたりまでさがるのでコーヒーの木には結構過酷な環境ではある。ただ枯れるほどではないのでむしろ過酷さがいい方向に影響するといい。 昼夜の寒暖の差は、沖縄では実現難しい。エリアというよりも標高が高いか低いかが大きく影響するはずで、沖縄は北部の方でも高い山はない。 宮里さんは、沖縄は一年を通しての寒暖差が大きくそれが好影響を及ぼすだろうと仰られていて、それが味にどう影響するのか、沖縄のコーヒーの特長になるのかは今後実際の収穫をもって確認されるはず。 ■土 火山灰が風化したような、栄養が豊富で水はけの、よい土。 弱酸性の土。...
コーヒーの木の挿し木に挑戦
コーヒーの木を観察していると、メインの幹には実がついていて、サブの幹にはついていないことに気がついた。サブの幹というのは、根元あたりからメインの太い幹とは別にもう一本分かれているような幹で、そのサブ幹にも枝がたくさんあるんだが実がついてないということ。 これは2つの株ではなく根元で幹が分かれている状態。 今まで特に気にしてなかったけど、他の木でも似たような状態が多くあった。 木全体で枝や葉が多く茂ってる様は元気良さそうで良い見た目なんだけども、現在ついている実に少しでも多く栄養を与えたいと思い、サブ幹側の枝は切り落とすことにした。 で、切り落とした枝を捨てるのはもったいないということで、挿し木でコーヒーの木を増やせるかを試すことにした。まだ実がなる木が一本しかなく、穫れる実の数も少ない身としては、挿し木でも増やせることになるととてもうれしい。期待を込めて挑戦。 挿し木のやり方はAGRI PICKというサイトの情報を参考にさせてもらった。 一方、沖縄県内先輩生産者さんのブログにおいては、コーヒーの挿し木をいろいろな条件で試したが、成功率は低いという記録もある。自分の条件ではどうなるのか。 ■試した品種と本数 アラビカ種ムンドノーボ アラビカ種ティピカ ■時期と気温 時期は11月中頃。 平均気温 21.4℃ 最高気温 29.3℃ 最低気温 15.2℃くらい。 ■発根促進剤 (活力剤?) メネデール ■土 赤玉と鹿沼土と川砂、培養土を2:1:1:1くらいの割合で。 ■手順 バケツにメネデールを100倍に薄めた水をはり、切った枝を1時間ほどさしておき水を吸わせる。 1時間後に枝を挿し木用の15〜20センチくらいの長さにカット。三節程度。 下段の葉は付け根からカット。 中段の葉は半分くらい残して先をカット。 上段の葉はカットせずにそのまま残し。...
コーヒーの木の挿し木に挑戦
コーヒーの木を観察していると、メインの幹には実がついていて、サブの幹にはついていないことに気がついた。サブの幹というのは、根元あたりからメインの太い幹とは別にもう一本分かれているような幹で、そのサブ幹にも枝がたくさんあるんだが実がついてないということ。 これは2つの株ではなく根元で幹が分かれている状態。 今まで特に気にしてなかったけど、他の木でも似たような状態が多くあった。 木全体で枝や葉が多く茂ってる様は元気良さそうで良い見た目なんだけども、現在ついている実に少しでも多く栄養を与えたいと思い、サブ幹側の枝は切り落とすことにした。 で、切り落とした枝を捨てるのはもったいないということで、挿し木でコーヒーの木を増やせるかを試すことにした。まだ実がなる木が一本しかなく、穫れる実の数も少ない身としては、挿し木でも増やせることになるととてもうれしい。期待を込めて挑戦。 挿し木のやり方はAGRI PICKというサイトの情報を参考にさせてもらった。 一方、沖縄県内先輩生産者さんのブログにおいては、コーヒーの挿し木をいろいろな条件で試したが、成功率は低いという記録もある。自分の条件ではどうなるのか。 ■試した品種と本数 アラビカ種ムンドノーボ アラビカ種ティピカ ■時期と気温 時期は11月中頃。 平均気温 21.4℃ 最高気温 29.3℃ 最低気温 15.2℃くらい。 ■発根促進剤 (活力剤?) メネデール ■土 赤玉と鹿沼土と川砂、培養土を2:1:1:1くらいの割合で。 ■手順 バケツにメネデールを100倍に薄めた水をはり、切った枝を1時間ほどさしておき水を吸わせる。 1時間後に枝を挿し木用の15〜20センチくらいの長さにカット。三節程度。 下段の葉は付け根からカット。 中段の葉は半分くらい残して先をカット。 上段の葉はカットせずにそのまま残し。...
コーヒー畑の土の酸度は
自分のコーヒー畑の「酸度」を測ってみる コーヒーの栽培にはph4.5〜6.0くらいの弱酸性の土壌が適しているといくつかのウェブサイトで見たことあったのだけど、自分の畑の土がどんな状態かは今まで調べていなかった。どうも実の数も少なく粒の大きさも小さいようだし、葉の形や色やツヤなど気になることが色々とあるので、環境を把握していく。 測り方を調べると、ph試験紙、ph試験液、測定器の3種類があるとのこと。 近くのホームセンターには「住友化学園芸 アースチェック」という試験液のタイプのものと測定器があったので、値段の安いアースチェックの方を試すことに。 一目では分からなかったなー。何度も見比べた。 調べる土は下記2種類。 a) コーヒーの木のすぐ下のあたり b) 木を植えてないところの土 上の写真にあるように、ひと握りくらいの土を取って適当な容器に入れ、その倍くらいの量の水道水をさらに入れて、混ぜてからしばらく時間をおく。上部が澄んできたらその上澄み部分をスプーンですくって付属の小さい試験管のような容器へ2.5cc入れる。そこに測定液を3滴。軽く振って色の変わり具合を見る。 a) の結果若干緑がかっているので6.5あたりの中性ということか? b) の結果オレンジ具合が5.5くらいに見える。弱酸性の適した土ということ。 木の根元は中性に近いけども、畑全体の基本的な土壌の質としてはコーヒーに適していると言えそう。とりあえず今回はここまで。次回は木の根元あたりを何ヶ所か試してみることにする。
コーヒー畑の土の酸度は
自分のコーヒー畑の「酸度」を測ってみる コーヒーの栽培にはph4.5〜6.0くらいの弱酸性の土壌が適しているといくつかのウェブサイトで見たことあったのだけど、自分の畑の土がどんな状態かは今まで調べていなかった。どうも実の数も少なく粒の大きさも小さいようだし、葉の形や色やツヤなど気になることが色々とあるので、環境を把握していく。 測り方を調べると、ph試験紙、ph試験液、測定器の3種類があるとのこと。 近くのホームセンターには「住友化学園芸 アースチェック」という試験液のタイプのものと測定器があったので、値段の安いアースチェックの方を試すことに。 一目では分からなかったなー。何度も見比べた。 調べる土は下記2種類。 a) コーヒーの木のすぐ下のあたり b) 木を植えてないところの土 上の写真にあるように、ひと握りくらいの土を取って適当な容器に入れ、その倍くらいの量の水道水をさらに入れて、混ぜてからしばらく時間をおく。上部が澄んできたらその上澄み部分をスプーンですくって付属の小さい試験管のような容器へ2.5cc入れる。そこに測定液を3滴。軽く振って色の変わり具合を見る。 a) の結果若干緑がかっているので6.5あたりの中性ということか? b) の結果オレンジ具合が5.5くらいに見える。弱酸性の適した土ということ。 木の根元は中性に近いけども、畑全体の基本的な土壌の質としてはコーヒーに適していると言えそう。とりあえず今回はここまで。次回は木の根元あたりを何ヶ所か試してみることにする。
2017年沖縄県産コーヒー初収穫!なのか?
台風21・22号の際に、枝が揺れてせっかく実っていた実が何粒か落ちてしまった。まだなっている実の全体数が全然少ないからそれだけでももったいなさすぎる。 ということで、もうこれが今年の初収穫という事にして一応集めることに。 ただ、全ての実が水に浮いてしまっておそらく正常な状態ではない。色が赤くなってはいるけどもまだ成熟しきっていないうちに落ちてしまったか、成熟していたとしても結実していない「死豆」の状態か。 沖縄県コーヒー生産組合の宮里さんに聞いたところでは、コーヒー農家では収穫した実を水に入れ、沈んだものを残して浮いたものを除外するようにしている、とのこと。浮いたものは死豆の状態のため捨てるらしい。 別の機会に収穫した実や落ちていた実も、かなりの割合で浮いてしまう。 とは言え、前述の通り自分はさくさく捨てられるほど実の数がないのでやはりこれも捨てずに一応とっておいた。 が、2週間ほど経ってから、パーチメントの状態でとっておいた実を観察すると、中身がスカスカで軽い感じ。つまんでちょっと力を入れたら簡単に潰れてしまった。中身の生豆も黒かったり小さかったりでとても生きている感じではない。残念だけどやはり死豆の状態ということで捨てることに。 結果、台風などで落ちた実は100%利用できないことが分かった。てことでやはり強風への対策は重要だ。 その後、通常通り赤くなって、水にも浮かなかった実が3粒。これが今年の初収穫かな。2017年の収穫結果を来年の栽培も含めて記録をつけていこう。 2017年収穫結果実の数: 3パーチメントの数: 5発芽した数: 未
2017年沖縄県産コーヒー初収穫!なのか?
台風21・22号の際に、枝が揺れてせっかく実っていた実が何粒か落ちてしまった。まだなっている実の全体数が全然少ないからそれだけでももったいなさすぎる。 ということで、もうこれが今年の初収穫という事にして一応集めることに。 ただ、全ての実が水に浮いてしまっておそらく正常な状態ではない。色が赤くなってはいるけどもまだ成熟しきっていないうちに落ちてしまったか、成熟していたとしても結実していない「死豆」の状態か。 沖縄県コーヒー生産組合の宮里さんに聞いたところでは、コーヒー農家では収穫した実を水に入れ、沈んだものを残して浮いたものを除外するようにしている、とのこと。浮いたものは死豆の状態のため捨てるらしい。 別の機会に収穫した実や落ちていた実も、かなりの割合で浮いてしまう。 とは言え、前述の通り自分はさくさく捨てられるほど実の数がないのでやはりこれも捨てずに一応とっておいた。 が、2週間ほど経ってから、パーチメントの状態でとっておいた実を観察すると、中身がスカスカで軽い感じ。つまんでちょっと力を入れたら簡単に潰れてしまった。中身の生豆も黒かったり小さかったりでとても生きている感じではない。残念だけどやはり死豆の状態ということで捨てることに。 結果、台風などで落ちた実は100%利用できないことが分かった。てことでやはり強風への対策は重要だ。 その後、通常通り赤くなって、水にも浮かなかった実が3粒。これが今年の初収穫かな。2017年の収穫結果を来年の栽培も含めて記録をつけていこう。 2017年収穫結果実の数: 3パーチメントの数: 5発芽した数: 未
台風21号、22号のコーヒーの木への影響と試した防風対策
10月に入り21号と22号と2つの台風を経験した。 昨年は沖縄への台風上陸はなく、幸いコーヒーの木には何の被害もなく過ごせた。その一年の間、コーヒー栽培をされているほかの農家の方から沖縄の台風の怖さを何度か教えてもらっていたので、何か対策をしておかないとと考えていた。 なので台風21号がくるであろう1週間前に、各苗の支柱を立て直したり、防風ネットで覆ったりした。 ただ、どの程度の風の強さに対して、どの程度の対策が必要なのかが全く想像できないので、いくつかのパターンを試すことにした。 台風21号のときの防風対策と結果 台風21号の概要 発生期間 2017年10月16日 - 10月23日最低気圧 925 hPa最大風速(日気象庁解析) 50 m/s(95 kt)最大風速(米海軍解析) 135 kt死傷者数 死者7名Wikipediaより 実施した対策 竹の支柱を幹に添えて一本立てる。それをまわりから支えるように三本の支柱で補強。 幹に添える一本目の支柱を直径2センチ程度の鉄の棒にする。まわりの三本は竹。 上記支柱に加え、苗の周りに鉄の柱を立てて防風ネットで壁を作る。 小さめの苗には、ビニールハウス用の半円パイプでドームを作り、個別に防風ネット。 防風ネット 結果 どの対策においても被害はほぼなし。 枝が揺れて落ちたのか、実が何粒か落ちた程度。 21号は日本全体で見ると被害の大きい巨大な台風だったが、沖縄ではそれほど大きい台風ではなかった。島には上陸せずあまり近づいてもいないので、25m/s程度の風だった。体感的にも強さを感じなかった。 ということで、この25m/s程度の風の場合は竹の支柱で十分なことがわかった。 台風22号のときの防風対策と結果...
台風21号、22号のコーヒーの木への影響と試した防風対策
10月に入り21号と22号と2つの台風を経験した。 昨年は沖縄への台風上陸はなく、幸いコーヒーの木には何の被害もなく過ごせた。その一年の間、コーヒー栽培をされているほかの農家の方から沖縄の台風の怖さを何度か教えてもらっていたので、何か対策をしておかないとと考えていた。 なので台風21号がくるであろう1週間前に、各苗の支柱を立て直したり、防風ネットで覆ったりした。 ただ、どの程度の風の強さに対して、どの程度の対策が必要なのかが全く想像できないので、いくつかのパターンを試すことにした。 台風21号のときの防風対策と結果 台風21号の概要 発生期間 2017年10月16日 - 10月23日最低気圧 925 hPa最大風速(日気象庁解析) 50 m/s(95 kt)最大風速(米海軍解析) 135 kt死傷者数 死者7名Wikipediaより 実施した対策 竹の支柱を幹に添えて一本立てる。それをまわりから支えるように三本の支柱で補強。 幹に添える一本目の支柱を直径2センチ程度の鉄の棒にする。まわりの三本は竹。 上記支柱に加え、苗の周りに鉄の柱を立てて防風ネットで壁を作る。 小さめの苗には、ビニールハウス用の半円パイプでドームを作り、個別に防風ネット。 防風ネット 結果 どの対策においても被害はほぼなし。 枝が揺れて落ちたのか、実が何粒か落ちた程度。 21号は日本全体で見ると被害の大きい巨大な台風だったが、沖縄ではそれほど大きい台風ではなかった。島には上陸せずあまり近づいてもいないので、25m/s程度の風だった。体感的にも強さを感じなかった。 ということで、この25m/s程度の風の場合は竹の支柱で十分なことがわかった。 台風22号のときの防風対策と結果...